【そろそろ確定申告が気になる方へ】経費の分類方法
こんにちは、公認会計士/税理士の齊藤寛子です。
そろそろ確定申告が気になる個人事業主の方向けに、お役立ち情報をお届けしています。
本日は「経費の分類方法」についてです。
正直、多少勘定科目が間違っていても、税金の金額が変わるわけではないので、そこまで神経質にならなくても良いのですが、気になる方もいらっしゃるかと思いますので、主なものをご紹介します。
一般的な経費
地代家賃
- 事務所家賃
- 自宅家賃（家事按分後）
- レンタルオフィスの会員費
- 共益費
租税公課
- 事業税
- 自動車税（家事按分後）
- 消費税
- 収入印紙
水道光熱費
- 水道代（家事按分後）
- 電気代（家事按分後）
- ガス代（家事按分後）
- 暖房費（事務所等で家賃以外に請求される場合）
旅費交通費
- 電車・バス・飛行機運賃
- タクシー代
- ガソリン代、高速料金
- 駐輪駐車代
通信費
- インターネット代
- 宅配便・郵便・バイク便等の輸送料金（商品以外）
- 電話代、携帯電話代、電報代
- クラウドサービス等の利用料金
接待交際費
- 取引先接待の食事代金
- 見込み客や交流会で食事をした時の代金（割り勘の場合は自分が払った分だけ）
- 取引先にお土産や贈答品を送った際の代金
損害保険料
- 事務所の火災保険等損害保険料
- 営業用の自動車やバイクの保険料
- その他事業用に加入が必要な保険料
修繕費
- 機器や道具等の修繕費
- 事務所の修繕費
消耗品費
※1個又は1セットが10万円以下の場合
- 文房具、ノート、封筒、ペン、ハンコ等の事務用品
- テーブル、椅子、ソファ等の事務所備品（※）
- コンピュータやその他の電子機器（※）
- 事務所で飲むお茶やお客さん用の茶菓子等
- ソフトウェアパッケージ等（※）
新聞図書費
- 本や資料の購入
研修費
- 資格更新のセミナーや仕事の知識をサポートするための勉強費
会議費
- カフェでの打ち合わせ時の飲み物代等
業種特有の経費
業種によっては、上記の一般的な経費に分類しづらいものもあるかと思います。
それらを何でもかんでも「雑費」に入れてしまうと、税務署からも目を付けられてしまいますので、ある程度の金額が発生するものは、ご自身で経費の内容が分かる経費名（勘定科目）を作って集計しましょう。
試食費
- 料理研究家、ライター等
衛生費
- 飲食業の洗剤やクリーニング代
美容代
- ホステスさんの化粧品・アクセサリー（事業専用）等
最後までお読み下さいましてありがとうございます。
以上、「経費の分類方法」について簡単に解説させて頂きました。
年に1回の煩わしい確定申告作業の一助になれば幸いです。
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会議費 修繕費 地代家賃 接待交際費 損害保険料 新聞図書費 旅費交通費 水道光熱費 消耗品費 研修費 確定申告 租税公課 経費 美容代 衛生費 試食費 通信費